あんしんサービスからのお知らせ
2025.12.30
40年
2026年は、私が保険の仕事を始めて40年、
法人にして30年という節目の年になります。
仕事を始めた頃は
「3軒となりが保険代理店」と言われるほど同業者が多い時代でしたが、
現在は20年前の約半分にまで減り、
ここ1年だけでも全国で10,500店が減少したと聞いています。
そんな厳しい環境の中でも、
今もこの仕事を続けさせていただいていることに、心から感謝しています。
先日、保険会社の方から
「建設的な生き方を学ぶ会(CL)や介護、終活など、
保険だけでは補いきれない“安心”を提供していること」
「アフターフォローを大切にし、
契約者さん一人ひとりとの関係を丁寧に築いていること」
を評価していただきました。
振り返れば、
「差別化は同業種の中ではなく、他社との明らかな違いをつくること」
というアドバイスや、
25年間で300回以上、CLを開催させていただいた経験が、
私たちの大きな転機だったと感じています。
その積み重ねにより、
“保険を通じて安心を届ける会社”から
“安心そのものを提供する会社”へと、
少しずつ形が整ってきました。
40周年という節目を迎えるにあたり、
これまで支え、育てていただいた地域の皆さんに、
これからどのように「安心のお返し」ができるのかを考えています。
保険のことだけでなく、
暮らしのこと、将来のこと、
「誰に相談したらいいかわからない不安」を、
まず受け止められる存在であり続けたい。
地域からいただいた安心を、
次の世代へ、これからの地域へ。
少しずつ、確かにお返ししていくこと。
それが、これからの私たちの目標です。
山中湖で仕事をさせていただいていること、
支えてくださる地域の皆さんがいることに、
心から感謝を込めて。
どうぞ、良い年末年始をお過ごしください。
2025.12.15
あんしん代理店
先週、山中湖村役場と共同企画で
**「人生会議」**を開催しました。
参加されたのは、ひとり暮らしの高齢者の住民の方、約60名です。
人生会議とは、もしものときに備えて、
自分がどんな医療やケアを望むのか、
誰に、何を託したいのかを考える場です。
介護の仕事に携わっていても、
「人生の最終段階」について、真正面から話す機会は決して多くありません。
だからこそ、行政と一緒に取り組む意味があると感じていました。
会の終盤、一人の女性が涙ながらに話をしてくださいました。
30代の娘さんを亡くされたお母様です。
余命1年を宣告された娘さんは、
「私のお葬式の返礼品は、ありきたりのものではなく、
私の焼いたクッキーにしてほしい」
「そのクッキーを食べながら、私とのことを思い出してくれたらうれしい」
そう話してくれたそうです。
その想いを大切にされたことで、
「本当に良いお葬式ができました」
と、涙をこらえながら語ってくださいました。
その場にいた全員が、静かに耳を傾けていました。
私自身も胸が詰まり、
人生会議とは“死を話す場”ではなく、
**“どう生きたかを、どう残すかを考える場”**なのだと、深く考えさせられました。
経営者として考えれば、
すぐに利益につながる取り組みではありません。
準備にも時間がかかり、手間もかかります。
それでも、地域の中で
「いざというときに、ふと思い出してもらえる存在」
であり続けることこそが、
私たちの仕事の土台だと感じています。
保険は、契約した瞬間よりも、
「もしものとき」「その先の人生」でこそ意味を持つものです。
だから私たちは、
保険の話だけでなく、
人生や暮らし、不安や想いにも耳を傾けられる存在でありたい。
この地域で、
一番あんしんして相談できる保険代理店であること。
それが、私たちの目指す姿です。
これからも、山中湖村役場や地域の皆さんと一緒に、
目先の効率では測れない取り組みに、丁寧に向き合っていきたいと思います。
山中湖で仕事をさせていただいていること。
支えてくださる地域の皆さんがいること。
「I LOVE 山中湖」
その感謝を、
いざというときに頼っていただける“安心”という形で、
仕事を通じてお返ししていく。
それが、今の私の仕事のテーマです。
2025.11.10
洗車から
洗車は、安心と事故防止の第一歩
最近、スタッフが、いきいきと楽しそうに働いていたり、
ご利用者様や職場からの評価が高まるという、うれしい出来事が続きました。
その背景のひとつに、「洗車」を大切にしてきた取り組みがあると感じています。
私たちが洗車を重視している理由は、
見た目をきれいにするためだけではありません。
洗車は、
・車の小さな不具合に気づく
・タイヤやライト、窓ガラスの状態を確認できる
・視界が良くなり、運転への集中力が高まる
といった点で、事故防止につながる大切な安全確認の時間でもあります。
また、車が清潔だと、
ご利用者様に安心して乗っていただけるだけでなく、
運転する私たち自身の気持ちも自然と整います。
私自身の良い習慣づくり、そして会社の文化づくりの一環として、
週5日、朝30分間、介護タクシーの洗車を続けています。
今年4月からドライバーとして加わったSさんは、
自然豊かな環境に魅力を感じ、山中湖へ移住されました。
最初は少し強面な印象もあり、
「ご利用者様が怖がられないだろうか」と心配する場面もありましたが、
朝の洗車を一緒に続けるうちに、表情がどんどん柔らかくなっていきました。
「ご利用者様から“笑うとかわいいね”と言われてうれしかったです。
朝一番で洗車をすると、気持ちがいいですね」
そう話すSさんは、今ではすっかり笑顔が印象的です。
最近では「Sさんにお願いしたい」と指名されるご利用者様も増えています。
また、介護スタッフのHさんは、看護師として病院に勤務しながら、
当社でWワークを続けてきました。
転職後、新しい職場で戸惑う中、
出勤前に掃除や片づけを行い、場を整えることを習慣にしたところ、
職場の雰囲気が良くなり、人間関係や職員定着にも良い影響があったと評価されたそうです。
「ここで続けてきた洗車の習慣が、すごく役に立ちました」
そう言ってもらえたことは、私にとって何よりの励みでした。
冬の厳しい寒さで水が凍りかけた日も、
雪かきと洗車を同時に行った日も、
真夏の暑さの中で汗だくになった日もありました。
「今日はやめておこうか」
そんな気持ちがよぎる日も、正直ありました。
それでも続けてこられたのは、
仲間と一緒に取り組み、洗車が安全・安心につながる行動だと信じてきたからです。
この取り組みを通じて、
スタッフの表情が穏やかになり、
周囲から自然と信頼され、可愛がってもらえるようになったことが、
何よりの成果だと感じています。
清潔な車で、しっかり点検し、
気持ちよくハンドルを握る。
そんな日々の積み重ねが、
ご利用者様の安心と事故防止につながっていると思います。
2025.10.30
人手不足
介護の世界では、ここ半年で、全国の訪問介護事業所が 579ヵ所も減っているそうです。
倒産件数も過去最高。 数字だけ見ても、とても厳しい現実ですよね。
保険の世界でも、ここ5年間で全国保険募集人数が、△13.4%減りました。
原因は、いろいろあるようですが、働き手が高齢化による廃業、
少子化による若手人手不足が影響している事も理由の一つにあるようです。
そんな厳しい環境の中で、うちの保険事業、介護事業は比較的安定して続けることができています。
もちろん、決して余裕があるわけではありません。
でも、なんとかやれているのは スタッフのみんなが力を合わせてくれていることに加え、
保険契約者さんからはありがたい声を多くいただいているからです。
「新聞見たよ。大変だろ? 俺、二種免許持ってるから手伝うよ!」
「介護タクシーやりたいって人いるけど紹介する?」
「うちの嫁が、訪問看護を辞めて家にいるんだけど、 良かったら声かけてあげて」
なんと、わざわざ電話をくれたり、会社まで来てくれたり。
本当にありがたいことです。
この地域に“安心”を届ける、「売り急ぐより、一生涯の安心を提供する」
という考え方。この姿勢で、起業当初より会社の土台をつくってきました。
最近では、「どうせ保険に入るなら、将来の介護や終活まで面倒みてくれるところがいいよね」
と言ってくださる方が徐々に増えてきています。
保険から、介護や終活まで。
まさに“安心のお手伝い”が少しずつ形になっている気がします。
介護を必要とする人は確実に増えています。
一方で、介護を届ける人は減っている。
保険のルールは難しくなってきているのに、ネット化が進み、
本当に安心できる、顔が見える代理店が減ってきている
そんな難しい時代だからこそ、
当社は、「人を大切にし、人に助けてもらえる会社」
あり続けたいなと思います。
ご縁に感謝して、 今日もまた、できることをひとつずつ。
2025.08.25
介護部門、5周年を迎えて
今月、介護部門を立ち上げて丸5年になります。
思い起こせば、きっかけは地元のおじいさん・おばあちゃんからの一言でした。 「年をとって車の運転をするのが不安だから、介護タクシーをやってくれないかな」――。 その声に背中を押され、まったくの素人ながら介護の仕事をはじめました。
日本で最初に介護保険が使えるタクシー会社とフランチャイズ契約を結び、自動車二種免許と介護資格を持つ地元の先輩を雇用。ストレッチャー(寝台)や車イスを載せられる介護福祉車両も購入しました。
地元ではまだなかった介護保険タクシー・訪問介護事業所ということもあり、予約は順調に入りました。最初のご利用は、保険契約者と奥様を東京の病院へ送迎するお仕事。先輩が運転するタクシーが見えなくなるまで手を振っていた、あの時の嬉しさは今でも忘れられません。
しかし、喜びも束の間。 数か月後にはコロナが猛威を振るい、緊急事態宣言で全ての予約がキャンセルに…。 ワクワクして鳴っていた電話は、いつしかキャンセルの電話ばかりに変わり、真っ白な予約表を見てはため息をつく日々でした。 「この先どうなるのだろう」――不安でいっぱいでした。
そんな私を支えてくれたのは、コロナの影響を私以上に受けながらも堂々と前を向き、ピンチを成長のチャンスと捉えていた社員たちの姿でした。 そして、弊社の仕事がない中でも、感染リスクを背負いながら介護施設に出向してくれた先輩。その存在があったからこそ、経営を支えることができました。今も胸に深く刻まれています。
皆さんに助けられながら、なんとかコロナ禍を乗り越えることができました。 とはいえ今なお、多くの訪問介護事業所はコロナのダメージから立ち直れず、物価高や人材不足が追い打ちをかけ、廃業・倒産が過去最多を更新しています。
そんな厳しい中でも、私たちが続けられているのはお客様からの喜びの声があったからです。
- 「この間、おふくろを病院に連れて行ってくれてありがとう」
- 「訪問ヘルパーさんがいなかったら、親父を家でみれなかった」
- 「施設に行かず、住み慣れた家にいられて嬉しい」
ご利用者やご家族からいただいたこうした言葉が、私たちの励みとなり、ここまで歩んでこられました。
そして、コロナ禍を共に乗り越えた地元の先輩。
60歳を過ぎてからMG(経営シミュレーション)に挑戦し、計算に苦労しながらも真剣に取り組みました。その努力の末、2年前に独立して隣村で介護タクシーをはじめ、地域の役に立っています。
先日も、 「コロナで大変だったけど、今ではいい思い出だよ。今、介護タクシーをやれていることに感謝してるよ。暑いからこれ飲んで」 と缶ビールを差し入れてくれました。
あの時、先輩がいなかったら。出向してくれなかったら。きっと私は介護の仕事を続けられなかったと思います。
こうして振り返ると、本当に多くの方に支えられ、育てていただいた5年間でした。 心からの感謝を胸に、これからも地域に必要とされる存在を目指してまいります。
2024.08.30
I LOVE 山中湖
「あんしんさん、保険の後も面倒みてよ!」というご契約者の声や、支え育てて下さった地元の方々の恩返しのつもりではじめた介護タクシー訪問介護事業所は、今年8月でマル4年になりました。
しかし、介護業界を取り巻く環境は非常に厳しく、介護事業所の倒産件数が今年過去最高になり、弊社のような訪問介護事業所が最多で半分以上を占めている状況です。
その原因は、コロナ禍のダメージ蓄積・人材獲得・物価高のボディブローがきいてきたところに、訪問介護報酬の引き下げによるパンチをもろに受け、「これ以上無理だ」という事業者のあきらめ廃業ですが、これからさらに多くなると言われています。
決して弊社も他人事ではありませんが、私が一番危惧することは、介護を必要としている人がサービスを受けられないという介護難民が増えることです。
そうした不安の中、地域包括支援センターの職員さんから「あんしんサービスは、ILOVE山中湖の気持ちで、感謝お返しをするために介護の仕事をはじめたんですよ!」と、地元のお年寄りに話してくれるだけでなく、今年4月から週1回、山中湖村主催の元気教室というイベントでお年寄りの送迎と見守りの仕事を頂きました。
このイベントには、元気なお年寄りが30人以上参加していますので、本当に有難いPRの機会を与えてもらっています。
最近、その参加者の方々から介護タクシーやサービスの問合せやお仕事を頂くことが多くなり、不思議に思っていたところ、「あんしんサービスさんはいい人達だよ! 助かっている」と、元気教室に参加している既存のご利用様や親戚叔母さん達が、強力に宣伝をしてくれているようです。
もし、弊社に「ILOVE山中湖」感謝お返しというゴールや応援がなかったら、他事業と同様にあきらめていたかもしれません。
まだまだ予断を許されませんが、支えて頂いているスタッフや地元のおじいちゃんおばあちゃんが、ほっこり和める、安心できるゴールを、さらに明確に具現化していきます!
2024.05.15
パッツン!
あんしんサービスの事務所にはパッツンという白黒模様がいるのをご存じでしょうか?
この猫さんの名はパッツンです。パッツンが、ほっこり・和ませてくれることを書きたいと思います。
パッツンは弊社に来る方に、誰よりも早く気づき、「ニャー」としっぽを立て出迎え、来客者が椅子に座ると近づいて足にスリスリ、撫でろという感じでお腹をみせて寝転がります。
撫でてもらったパッツンは、気持ち良さそうな顔になり「かわいい」と言ってもらった時は、何ともいえないようなうれし表情や仕草をします。
その仕草をみた一人暮らしのお年寄りは、「パッツンちゃんに触るとさみしさ紛れるよー」と表情が明るくなったり、「明日就職試験があって不安でしたが、気持ちが和みました」と笑顔になる女子大生、「今日、ご利用様に、こんなこと言われちゃったよー」と穏やかな表情になる訪問ヘルパーさん、その様子をみている私どもが一番癒されていると思います。
パッツンと私の出逢いは、地元の保護ネコ団体のご縁で飼うことになりましたが、先に住んでいた猫達と喧嘩をしてしまうので、会社の事務所で飼うになりました。
飼い始めた当初は、近づくと、「シャー!!」と言って猫パンチを繰り出すほど、触れ合うことはできない猫さんでしたが、今では、冒頭で話した通り、事務所に初めて来たお客様でも足元でスリスルする。招き猫さんです。
是非、パッツンと触れ合いたい方は、あんしんサービスまでお越しください。

2024.04.15
2030年問題
みなさんは「2030年問題」は、ご存知でしょうか?
超高齢社会を迎えることによる「2025年問題」は、雇用や医療。福祉といったさまざまな分野へ影響を及ぼしはじめ、ピークはさらにその先にあり、とても危惧されていることは、企業が人材不足に陥る「2030年問題」です。
総務省によると、ビジネスケアラー(仕事と介護を両立する就労者)は、2012年(約291万人)2022年(約364万人)と70万人増えており、一年あたり7万人増加し、ビジネスケアラーの離職や労働生産性の低下による経済損失は、すでに9兆円に及ぶとされています。
すでに山中湖村でもビジネスケアラーが増え、心身の負担が重い上、勤務先の人手不足のため休暇がとれないこともあり、弊社に介護サービスを依頼するケースが多くなってきました。
ご利用様から「自営の仕事、親の介護、子どもの学校への送り迎えをして大変な妻の代わりに、親の食事や掃除をしてくれたり、病院へ連れて行ってもらって夫婦喧嘩が少なったよ。助かる!」と言って頂いています。
別のご利用様からは「親子二人暮らし、施設やディサービスに行きたがらない親だけど、家で一人にさせておくのも心配だったから、朝・昼・夕方の見守りと家事代行は安心して仕事ができる。」
とメッセージカードを頂きました。
意外なこともあります。
「親の介護が終ったので、介護で困っている人の力になりたい」という私と同年代の方や、「自分の介護に備え学びたい」という若い方からの入社希望の連絡があり、うれしく思っています。
2024年上半期、過去最多の倒産数など介護を取り巻く環境は厳しいですが、
介護の仕事は、ご利用様の人生のフィナーレを演出する尊い仕事であり、真心を尽くして能力を引き出し、人格を最大限に尊重する人生の聖業だと思っています。
お世話になっている地元の方々や弊社メンバーの「2030年問題」に希望と安心を届けられる。そういう会社を目指していきます。
2023.10.30
第280回 山中湖CL楽習会
今月、第280回 山中湖CL楽習会を開催しました。月1回の開催ですから23年経ち、あと2年すると4分の1世紀になります。
23年間も続けてこれたのは、毎月のように楽習会を楽しみにしてくださり、参加し続けてくれた方がいたこともありますが、雨の日も、台風や冬の大雪で車が動けなくなったり、-10度の寒い夜に車のフロントガラスが凍り付いた時も、体調が優れず、ケガをした時も杉井さんは山中湖CL楽習会へ来てくれました。
そして、西村さんは車を運転したり、杉井さんのタイトなスケジュールを調整してくれたお陰です。
そこまでしていただいているお2人にお応えしたくても、参加者が少なく、自身の力のなさに胸が張り裂けそうな時が何度もありましたが、見捨てずにいてくれたお陰で、今があります。
それでも、続けているご褒美も沢山がありましたよ!
参加者して下さる方はもちろんですが、「参加していなくても、いざという時に相談先があることは、とても安心できるよ!」と、言っていただいたこと。
「 落ち込んだり、迷った時にトイレに飾ってある杉井さんのこおろぎの裏の言葉や日めくりカレンダーに、どれだけ励まされているか、わからいよ、有難い!」と、楽習会に参加したことがない人からもお礼を言われること。
そうした出来事を通して、もしかしたらCL楽習会は、地域の灯台かもしれないと思いました。
灯台は、いつも船が安全に航行できるように照らし、その光をみた船員は、安心と希望が持てると思います。できることなら山中湖CL楽習会が、そういう存在になれたらいいなーと思います。
第300回(25周年) の記念すべき時を皆さんと笑顔で迎えられるようにしたいです!!
2023.06.10
お陰様で3周年
先日、弊社の介護士と看護師は、ご利用様の93歳のおばあちゃん2人を介護タクシーに乗せて、フラワーパークへ花見に行ってきました。お花見に行きたいと言い出したおばあちゃんは、家族も親戚もいない身寄りのない方で、地元の地域包括支援センターからの紹介があり、2年前からお部屋の片づけや病院への送迎をさせていただいています。
このおばあちゃんの訪問介護サービスへ入らせていただいた頃は、人の世話になりたくないという気持ちが強く、なかなか馴染めない様子でしたが、時間が経つにつれ、弊社の介護士に心配ごとや弱音を吐くようになってきました。
そうしたこともあり、今回「大好きだった主人と、最後に行ったデートの場所へ連れていってほしい!」というお願いがあり、仲良しのおばあちゃんを誘って花見に行くことになりました。
高齢で暑いこともあるので、万が一に備えて、看護師に同行することにしました。
おばあちゃんは「ここ、ここで主人と一緒に写真を撮ったのよ、無口な人だったけど、優しい人だったのよ!」と、その場所を指さし、とてもうれしそうに話をしてくれたようです。
そして、おばあちゃん達は、手をつないで、まるで子どもの遠足のようにはしゃぎながら、花見を満喫していたそうです。
実は、こちらの確認不足でネットで調べて行ったのですが、閉園されていた場所でした。
それでも花はまだ咲いていたこともあり、園庭を貸し切り状態で散歩できたことにとても満足して頂きました。
今回の小旅行も無事故に終わり、おばあちゃん達を自宅の寝室まで付添い、介護士が帰ろうとしたところ、「これで私は、安心してあの世に行ける。本当に良い冥土の土産になったわ」と、おばあちゃんは、涙を浮かべながらお礼を言ってくれたそうです。
介護の仕事をはじめた頃、「いい所に目をつけたね!さすが商売人だね!」と、お金儲けのように思われることもありました。
こうした心温まるお年寄りとのふれあいを通して、戦後の焼け野原から死に物狂いで頑張り、豊かな日本を築いてきた方々に、想い残すことはない良い人生だったと思ってもらえるお手伝いができ、心が洗われる素敵な仕事だと実感いたしました。
お陰で、来月介護の仕事をはじめて3周年になりますが、保険同様に沢山の方に支えていただき、「感謝」という言葉が頭から離れない一日でした。
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